本州から海で隔てられた四国。関西からだと徳島県が玄関口になります。
本州と四国を結ぶ大鳴門橋が開通してから2015年で30年を迎えました。
橋の上からは世界三大潮流のひとつ、鳴門の満潮を見ることができることでも有名。
瀬戸内海、紀伊水道、太平洋と水に面した地域のイメージが強いかもしれませんが、県の8割を占めているのは山地なんですよ。
別名、阿波の国。といえば、阿波踊りしかありませんよね。
江戸時代が始まったころから現在まで約400年の歴史を持ち、日本三大盆祭りのひとつに数えられる阿波踊り。
何十万という観客の前で、一糸乱れぬ踊りを披露する勇壮な姿は、まさに日本の夏を代表する祭りをいえるでしょう。
踊り手は、連に所属する熟練ばかり。
その中でも有名連と呼ばれる振興協会に属する16連の踊りは必見ですよ。
阿波踊りのツウなら、毎日22時ごろからはじまる総踊りをたのしみます。
南内街の演舞場に有名連が集まり、女踊りが先頭になって演舞場いっぱいに優雅にかつ力強くおどります。
1000人を超える踊り手が一堂に会するので、その迫力は祭り一。また、それ以外の市役所前演舞場、藍場浜演舞場、紺屋町演舞場もそれぞれ見応えがあります。
この4カ所は有料観覧席を用意しています。
無料演舞場は2カ所。初めての阿波踊りで、お金をかけずに楽しみたいと言う方にはこちらがピッタリです。祭りだけでなく、まったりと街の雰囲気も味わいながら散策することもできます。
阿波踊りの衣装は大きく分けると浴衣とハッピの2種類。
女性は網笠をかぶり、浴衣に下駄というスタイルが基本ですが、鉢巻にハッピ、足袋という男らしい格好で踊る連もあります。
浴衣で艶っぽく上品に踊るのに対して、力強さがあって対称的。
連によっても踊りの個性が出るので、お気に入りの連を見つけるのも楽しみのひとつでは。
最終日、フィナーレが近付くにつれ、街のそこかしこで祭りはヒートアップ。
観客ともども、その場にいるすべての人々が手を振り上げ、足を踏みならし、阿呆になります。
この興奮の渦に身を任せてみてはいかがでしょう。
この記事の目次
見どころ
夜が深まるにつれ日中の蒸し暑さも和らぎ、少し過ごしやすくなります。それとは反対に、祭りの熱は上がる一方。それは有名連による総踊りによって、その日一日を締めくくるから。
市内の通りでは踊りを間近かで見ようとする観客でごった返しています。
演舞場でゆっくりと踊りを堪能するのが一番です。
祭りの概要(アクセス・宿泊)
開催日:8月12日~15日 18時~22時30分
住所:徳島市街 中心部一帯
交通:JR徳島駅から徒歩10分
問い合わせ:阿波おどり実行委員会 088-622-4010(徳島市観光協会内)
宿泊:ホテルクレメント徳島 088-656-3111
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主な演目:有料演舞場
12日17時30分~開幕式(市役所前演舞場)
12~15日18:~20:00 第1部 20:30分~22:30分 第2部
市役所前演舞場・紺屋町演舞場・藍場浜演舞場、南内街演舞場
入場料:S1900円、A1700円、B1500円、C800円(発券手数料108円)