比叡山延暦寺は織田信長の焼き討ちにあったとして歴史的にも有名だが、比叡山延暦寺は平安時代初期の僧侶最澄(767年 – 822年)により開かれ、延暦寺の名より比叡山、また叡山(えいざん)と呼ばれることが多く、標高848mの比叡山全域を境内とする日本天台宗の総本山です。住職(貫主)は天台座主(てんだいざす)と呼ばれ、末寺を統括する。
比叡山延暦寺の歴史と由来
比叡山全体を覆う威厳に満ちた雰囲気と、張り詰めた空気感は、参拝者の心をキリッと引き締めてくれます。比叡山の四季折々の変化に飛んだ姿も魅力です。
比叡山の境内に入ると見るものがとても多いです。山内には「東塔(とうどう)」「西塔(さいとう)」「横川(よかわ)」と呼ばれる3つの区域に分かれており、これらを総称して「三塔」と言います。さらに細分して「三塔十六谷二別所」と呼称している。
文殊楼(写真上)には合格祈願、学業成就、ぼけ封じをお祈りする文殊菩薩様、大黒堂には三面出世大黒天様をお祀りし、商売繁盛、金運隆盛のご利益を授かるパワースポットです。 このほか、滋賀県側の山麓の坂本地区には本坊の滋賀院、「里坊」と呼ばれる子院群、比叡山とは関係の深い日吉大社などがあります。
比叡山延暦寺の国宝
・根本中堂(附:須弥壇及び厨子3具)
・金銅経箱 – 平安時代後期の金属工芸。横川から発掘された。
・宝相華蒔絵経箱 – 平安時代後期の漆工芸品
・七条刺納袈裟、刺納衣 – 最澄が持ち帰った、唐時代の染織遺品
・伝教大師将来目録 – 唐の越州から最澄が将来した経典類の自筆目録
・羯磨金剛目録 – 最澄自筆の将来品目録
・天台法華宗年分縁起 – 最澄筆
・六祖恵能伝 – 最澄が持ち帰った、唐時代の写本
・伝教大師入唐牒 – 最澄の唐での通行許可書
・光定戒牒(こうじょうかいちょう) – 「三筆」の一人嵯峨天皇の筆
比叡山延暦寺の交通案内及び宿泊案内
・住所:〒520-0116 滋賀県大津市坂本本町4220
・TEL:0775-78-0001
JR線・京阪電車・坂本ケーブル利用するなら
・JR京都駅→JR湖西線 比叡山坂本駅→江若バス 坂本ケーブル行きに乗車→ケーブル坂本駅→坂本ケーブル乗車→延暦寺駅→徒歩8分
・京阪三条から京津線に乗車→浜大津にて石坂線 坂本行きに乗車→坂本駅下車→江若バス 坂本ケーブル行きに乗車→ケーブル坂本駅→坂本ケーブル乗車→延暦寺駅→徒歩8分
〈京阪電車・叡山電鉄・八瀬ケーブル利用〉
・京阪 出町柳駅→叡山電鉄 八瀬行きに乗車→八瀬駅→八瀬ケーブル→ロープウェイ→比叡山頂→バス乗車→延暦寺バスセンター下車(又は山頂から登山道徒歩約30分)
〈路線バス利用〉
JR京都駅・京阪三条駅・京阪出町柳駅より比叡山頂行き乗車→延暦寺バスセンター下車
自動車で行くなら
〈大阪・名古屋方面より〉
・名神高速道路 京都東I.C→西大津バイパス(R161)→高砂I.C出口→山中越え→田の谷峠ゲートより比叡山ドライブウェイ
・名神高速道路 京都東I.C→西大津バイパス(R161)→仰木I.C出口→仰木ゲートより奥比叡ドライブウェイ
〈京都市内より〉
・白川通 北白川別当町交差点→山中越え→田の谷峠ゲートより比叡山ドライブウェイ
・五条バイパス→西大津バイパス(R161)→高砂I.C出口→山中越え→田の谷峠ゲートより比叡山ドライブウェイ
・五条バイパス→西大津バイパス(R161)→仰木I.C出口→仰木ゲートより奥比叡ドライブウェイ