温泉を楽しむ豆知識

温泉

温泉とは

私たち日本人にとって身近な存在の温泉ですが、そもそも温泉とはどんなものなんでしょうか?
そんな基本的なことから、知って得する情報を集めてみました。

?温泉に付いて
温泉法に「地中から湧出する温水、鉱水、水蒸気その他のガス(天然ガスを除く)」で、「湧出した時に25度以上」または、「1㎏中に、ガス性のものを除く溶存物質を1000㎎以上含有」「1㎏中に、遊離炭酸、リチウムイオン、メタほう酸等規定の物質ひとつ以上を、それぞれ設定された基準値以上含有」するものが温泉と定められています。

むずかしい言葉がならびますが、ようするに湧出した時に25度以上ある、規定以上の物質を含んでいれば温泉だということです。

病気の療養や症状の緩和にある程度の効果がある温泉を「療養泉」といいます。
泉源の温度が25度以上であるか、特定の8つの成分が1㎏中に規定以上含まれていると療養泉と名乗ることができ、泉質名が与えられるのです。

療養泉

療養泉は大きく9つの泉質に分けられます。それぞれ特徴があり、浴用・飲用による効能も異なります。
また、実際の温泉はいくつかの泉質が組み合わさって、温泉はひとつひとつ泉質が違うとも言えます。

●単純温泉
源泉の湧出温度が25度以上で、含有物質が規定に満たない泉質の総称。
刺激が少なく身体にやさしい。様々な物質が少しずつバランスよくふくまれている温泉もあります。
【効能】疲労回復・神経痛・病後・手術後の療養など

●炭酸水素塩泉
重炭酸土類泉と重曹泉に分けられる。アルカリ性の泉質で角質を軟化させ、肌をなめらかにする「美人の湯」が多いのも特徴。
皮脂をもっていかれるので、入浴後はスキンケアをしっかりとしましょう。
【効能】湿疹・アトピー性皮膚炎などの皮膚疾患・切り傷、打撲など

●塩化物泉
海水の成分に似た食塩を含む温泉。浴後、肌に付着した食塩が体温の発散を防ぎ、湯ざめしにくい。「熱の湯」などと呼ばれます。
刺激が少なく高齢者にも向いています。
【効能】筋肉痛・関節痛・打撲・ねんざ・冷え症・末梢血管拡張など

●硫酸塩泉
血液に酸素を送り込む作用により保温効果が大きく、また傷の治癒を促進する効果も
「脳卒中の湯」「傷の湯」などとも呼ばれます。
石膏泉・芒硝泉・正苦味泉の3つに分けられます。
【効能】高血圧・動脈硬化・切り傷・やけどなど

●二酸化炭素泉
炭酸ガスが溶け込んでおり小さな気泡がでるため「泡の湯」と呼ばれることが多い。
気泡の刺激で末梢血管を拡張し、血行がよくなり血圧が下がります。
日本では比較的めずらしい泉質。
【効能】高血圧症・冷え症・更年期障害・食欲不振

●含鉄泉
鉄を含むため刺激が強い温泉。湧出時は無色透明ですが、空気にふれると茶褐色に変色します。炭酸鉄泉と緑ばん泉の2つに分けられます。
【効能】貧血・リウマチ・更年期障害・出産後の静養に。

●硫黄泉
硫化水素ガス特注の、古い卵のような臭いがする泉質。
源泉や噴気孔に黄白色の硫黄の結晶ができ、湯の花になる。
末梢血管を拡張させ、万病に卓効がある湯といわれますが、刺激が強いので湯あたり・湯ただれに注意。
【効能】高血圧症・動脈硬化・にきびなどの慢性皮膚病など

●酸性泉
肌や目にしみる強い刺激のある泉質。殺菌作用が強く、皮膚のただれを乾かし引き締め作用が強いが、皮膚や粘膜が弱いひとは逆に湯ただれを起こす場合もあります。
そうした場合は、入浴後に真水を浴びて肌から温泉成分を落とすとよい。
【効能】アトピー性皮膚炎などの慢性皮膚病・慢性婦人病・水虫など

●放射能泉
微量の放射能を含む泉質で「ラジウム泉」「ラドン泉」などともよばれます。
温泉の含有成分は気体で体内に取り込まれ、呼吸によってすぐに排出されるので心配ありません。
【効能】血行促進作用・高血圧症・動脈硬化症・リウマチ・神経痛など

温泉を見分けるポイント

泉温・湯温による違い
温泉は湧出時の泉温によって「高温泉」「温泉」「低温泉」「冷鉱泉」の4つに分類。
高温泉は42度以上。高温浴(湯温43度以上)で短時間入浴がおすすめ。
温泉は34度以上42度未満。温浴(湯温41度前後)で最も一般的な入浴方法。
低温泉は25度以上34度未満。微温浴(湯温36~38度程度)長時間入浴がおすすめ。
冷鉱泉(25度未満)。寒冷浴(湯温7~20度)循環器に疾患がある人は避けて下さい。

熱いお湯は交感神経を刺激し神経を活性化させてくれます。
逆にぬるめのお湯は副交感神経に作用して心を落ち着かせます。
元気な時は熱いお湯でさっと、疲れている時は、ぬるめのお湯にじっくりが基本ですよ。

水素イオン濃度(PH値)による違い
水素イオン濃度は、温泉が酸性かアルカリ性かを示す数値で、温泉の成分によって変化します。
PH値が低い酸性之お湯には殺菌力があり、慢性皮膚病などに効果があります。
アルカリ性のお湯は石けんに似ていて、肌の汚れや角質を落とすクレンジングの作用があります。
どちらも強すぎるお湯は肌に刺激的なので、入浴後にお湯をシャワーで洗い流すほうがいい場合も。

浸透圧による違い
人の細胞液よりも成分が濃い温泉の場合、皮膚を通ってどんどん身体に浸透してきます。これが浸透圧です。
湯あたりを起こしやすいので注意。
逆に浸透圧の低いお湯は、体にやさしいお湯といえますね。

源泉かけ流しとは

よく源泉かけ流しってききますよね。

かけ流しとは、汲み上げた新しい温泉を常に浴槽に注ぎこみ、湯船からあふれ出したお湯は、循環せずに排出することです。

源泉かけ流しとは
汲み上げた源泉に加温・加水などの手を加えず、そのまま使用している場合に言われます。(人や施設によって定義の仕方が違う場合がありますが)

温泉本来の泉質が楽しめることが最大の魅力ですが、常に新しいお湯をふんだんに注いでいないと湯船の清潔さが保てないため、大きな湯船では衛生面で管理しにくい給湯方式でもあります。

自家源泉とは
源泉をその施設が自己所有している場合、自家源泉といいます。
一方、共同源泉は、古くから地域の財産区で共有する源泉、温泉地のすべての源泉を集中管理する源泉、温泉供給会社所有の源泉などで、いずれもそこから各施設に引湯されています。
自家源泉と引湯とを利用する施設もあります。

ユニーク温泉入浴法

温泉の楽しみ方はさまざま。
ここではユニークな温泉入浴法をご紹介

●泥湯
鉱泥や泥炭などが混ざった温泉。
泥状の温泉成分が泥パックのような効果を発揮し、お肌がきれいになると女性に大人気。
泥は毛穴の汚れを吸着して、外に排出してくれる働きがあるので、肌がきれいになるのも納得です!
日本では稀少な温泉で、別府温泉(大分)がよく知られていますね。

●蒸し湯
温泉熱と蒸気を利用して身体を蒸す方法。
お湯に浸かるより身体への負担が少ないのもいいですよ。
一人用の箱の中に体を入れて首だけ出す箱蒸しや、サウナ室のようなものなどもあります。
鉄輪温泉(大分)が有名。

●砂湯
海岸や湖岸などで温泉が湧いている場所を掘り、温泉熱と温泉成分を含んだ砂を身体にかける入浴法。
砂の圧力や熱により発汗が促進され、新陳代謝が高まる効果があります。
指宿温泉(鹿児島)などが有名。

●飲泉
温泉を飲む方法。湯治では、温泉は入るだけでなく飲むことによって回復効果が高まると考えられています。
有馬温泉(兵庫)の炭酸泉が有名。
ただし、飲泉に適さない種類のお湯もあるので、よく確認を。

●打たせ湯
1~2mの高さから滝のように温泉を落下させる方法。
水圧により肩や腰のマッサージ効果が期待できる。
日本全国の温泉地でみられるが、有名なのは筋湯温泉(大分)の「日本一のうたせ湯」などです。

●足湯
足だけをお湯に浸ける方法。心臓などへの負担が少なく、のぼせにくい。
全国の温泉地に設置されています。
小浜温泉(長崎)の日本一長い足湯「ほっとふっと105」や塩原温泉(栃木)にある日本最大級の足湯「湯っ歩の里」が代表的。

●熱気浴
温泉熱で温かくなった地面・床に横たわって身体を温める方法。
人気の岩盤浴も熱気浴の一種です。
後生掛温泉(秋田)のオンドル、玉川温泉(秋田)の地獄地帯がよく知られています。

●手湯
「第2の脳」といわれる手を温めることで血液循環がよくなり、肩こりやひじの痛みの軽減や、リラックス効果が期待できます。
伊東温泉(静岡)や洞爺湖温泉(北海道)では、温泉地内での手湯めぐりが名物になっています。

●時間湯
草津温泉(群馬)で行われている伝統的な入浴法。
湯治効果を高めるために、湯長野郷礼に従って湯もみ(板で湯をもみ、温度を下げる)、かけ湯(頭に30杯かける)、入浴を行います。
本格的に入浴するには、事前の相談と申込みが必要です。

美肌の湯の特徴

温泉で気になるのが、美肌効果。
確かに温泉に入ると、気持ちがいいし、血行もよくなるので、肌がすべすべしてキレイになった気がしますよね。
日本中に美肌の湯、美人の湯と呼ばれる温泉があるのですが、いったいどんなお湯なのか、単なる宣伝効果を狙ったものなのか、気になります。
ここで温泉豆知識

美肌に効果的であるという温泉の特徴
●アルカリ性の温泉
アルカリ性の温泉には石けんのような作用があるのです。つまり毛穴の汚れや古い角質を落とし、すべすべにしてくれる効果が期待できるのです。
このアルカリ性が高いほどクレンジング力が高くなるということです。

●炭酸水素塩泉&硫酸塩泉
重曹泉とも呼ばれていたナトリウム・炭酸水素塩泉は、美肌湯の代表格。
これはアルカリ性の石けん作用が強いためです。
硫酸塩泉には、肌にうるおいを与えてしっとりさせてくれる化粧水のような効果があります。

●メタけい酸を含む温泉
泉質名にはありませんが、天然の保湿成分といわれるメタけい酸を多く含む温泉も要チェック。肌の新陳代謝を促進し、つるつるにしてくれる効果が期待できます。

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