その地の民謡を扱った祭りはさまざまありますが、地域愛がひときわにじんでいるのが、デカンショ祭ではないでしょうか。
かつて城下町として栄えた丹波篠山。
篠山城に丹波黒大豆、ぼたん鍋、丹波杜氏といった土地に育まれた風土、名産品、有形・無形文化はもちろんのこと、いまなお新たな歌詞が織り込まれながら歌い継がれるデカンショ節は、まさに生きる民謡。
現在、歌詞は、300番にものぼり、2015年4月には国が認定する日本遺産のひとつに選ばれています。
丹波篠山デカンショ祭の目玉はなんといっても、高さ約8.7mにもおよぶ木造やぐらを会場中央に据えてのヤグラ総踊りです。
2日間にわたるお祭りは、踊りの講習会が組込まれているので、当日の飛び入り参加も気軽にできますよ。
祭りの風情を眺めながらゆったりと夕涼みをしたい方は、ヤグラ北側に設けられた有料の観覧席を利用するのもいいでしょう。
ライトアップされた巨大ヤグラをかこみ、「ヨ―イ、ヨ―イ、デカンショー」と軽快なお囃子で踊る光景はノスタルジック。心が洗われるようです。
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見どころ
祭りのハイライト、ヤグラ総踊りは19時からスタート。木造ヤグラもライトアップされ雰囲気も盛り上がります。
篠山城跡の夜空に、涼やかに揺れる提灯と浮かび上がる巨大ヤグラに不思議なノスタルジーを感じるはず!
祭りの概要(アクセス・宿泊)
開催:8月15日~16日 15時~21時
住所:篠山城跡三の丸広場(篠山市北新町2-3)周辺
交通:JR宝塚線「篠山口」駅西口の「篠山営業所行」神姫グリーンバスに乗り「篠山本町」下車徒歩10分
問い合わせ:デカンショ祭実行委員会 079-552-0758
宿泊:料理旅館・高砂 篠山市ニ階町6 079-552-2158
主な演目:ヤグラ総踊り、デカンショ踊りコンテスト、踊り講習会、打ち上げ花火、巨大夜店街、演奏会など