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義経千本桜【よしつねせんぼんざくら】
1747年(延享【えんきょう】4年)に大坂竹本座【おおさかたけもとざ】で人形浄瑠璃【にんぎょうじょうるり】の作品として初演されました。
2代目竹田出雲【たけだいずも】・三好松洛【みよししょうらく】・並木千柳【なみきせんりゅう】の合作です。大人気となったため、翌年江戸で歌舞伎に移されました。
【あらすじ】
源平【げんぺい】の戦いに功績【こうせき】のあった源義経【みなもとのよしつね】が、兄頼朝【よりとも】と仲が悪くなり、都を落ち延びた後の物語です。
作品名には義経の名前が使われていますが、滅【ほろ】びゆく平家【へいけ】の武将を中心に描【えが】かれています。
川面方眼館の場では、市川猿之助が扮する狐忠信の宙乗りが見ものでもあります。狐のかっこうをした猿之助がワイヤーで歌舞伎座3階席まで飛ぶのは迫力があります。
宙乗りはすでに江戸時代にあった演出のひとつで、それを猿之助が昭和43年に復活したものです。