櫛田神社は博多の総氏神様としては最古の歴史があります。
主祭神の大幡主大神を鎮祭し、天慶4年(941年)藤原純友が乱を起こすや、追討使小野好吉は山城国祇園社に神助を祈願したといわれます。
天象15年(1588年)には、るるの兵火にかがり荒廃していたとき、時の太閤豊臣秀吉が、博多復興にあたり現在の社殿を建立寄進がされました。
その御神徳は、古来より不老長寿、商売繁盛の「お櫛田様」としてからの信仰があつい博多のパワースポットでもあります。
日本一のおたふく面をくぐるとご利益があります
立春の前日である2月3日に行われる節分。
立春の前日に開催される櫛田神社の節分大祭は、江戸時代末期から盛大に行われており、日本一の”おたふく面”や超特大の福枡が飾られ、厄除祈願の参拝者で賑わいます。
櫛田神社では、江戸時代末ころから厄よけ祈願のお祭りとして博多町民に親しまれます。
節分の期間、その大きな口を通って参拝すると福をもたらす大お多福面が参拝者を出迎えます。
2日は節分福迎え祭と鬼神楽の奉納が行われ、3日の大祭では、厄除開運祈願祭と豆まきが行われます。
能舞台からは年男年女や知名士による豆まきが行われ、境内に放たれた赤鬼、青鬼たちの”鬼おどり””鬼わらい”が見所となっています。
仮装して参拝する”お化け参拝”や、縁起ものの熊手の内側におたふく面が取り付けてある”福寄せ”を手にした様子は、博多の風物詩となっています。
神社の近くには「キャナルシティ博多」や川端商店街があって、土日には多くの観光客でにぎわいます。
櫛田神社へのアクセス
・住所:福岡県福岡市博多区上川端町1-41
・お休み :宝物殿/毎週月曜(祝休日の場合は翌日)
・料金 :宝物館有料
・JR「博多駅」から地下鉄「祇園駅」~徒歩5分