松尾芭蕉が訪れたかけ流しの硫黄泉は那須温泉峡です。開湯伝説によれば、鹿が温泉で傷を癒しているところを発見したとされ、共同浴場の名前にその由来が残っています。
健康・長寿・家内安全のご利益があるパワースポットです。
その那須の湯発祥の共同湯「鹿の湯」、現在の浴舎は明治時代に建てられたもので、正方形の浴槽が六つ並ぶ男湯があります。
41度~46度まで、わりと熱風呂だが、それぞれ湯音の異なる浴槽から、見るからに濃厚な硫黄泉がかけ流されています。
元禄2年(1689年)には、松尾芭蕉は「おくのほそ道」の旅で、那須湯本温泉に2泊し、鹿の湯で旅の疲れをとったといわれる。
大丸温泉旅館の混浴露天風呂(川の湯)が地元の人にも人気があります。(写真上)
芭蕉は鹿の湯のすぐ上手に温泉神社にある、佐阿弥の作ともいわれる謡曲「殺生石」の舞台を訪れたあと、高台の温泉神社に参拝し、那須与一ゆかりの鏑矢(かぶらや)などの宝物を拝観しています。
広大な境内を持つ温泉神社は「平家物語」にも出てきます。屋島の戦で那須の領主の子、与一は、波間に揺れる扇の的を射落とすべく弓の矢を放つとき、「那須の温泉大明人、願わくはあの扇の真ん中射させてください」と念じたと伝えられているパワースポットです。
温泉神社・那須温泉協へのアクセス
・住所:(温泉神社)栃木県那須郡那須町大字湯本182
・電話:0287-76-2306
・那須温泉峡(湯本温泉)へのアクセス
・住所:栃木県那須郡那須町大字湯本周辺
・東北新幹線那須塩原駅下車バス50分。
東北自動車道那須ICよりボルケーノハイウェイを湯本温泉方面へ。
・那須温泉の宿一覧はこちらから
予定日 | 祭 名 |
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1月1日 | 歳旦祭 |
2月3日 | 節分祭 |
4月24日 | 愛宕神社例祭 |
5月8日 | 開山祭 |
5月27日 | 見立神社例祭 |
7月20日~8月31 | 日朝市 |
10月8日 | 例大祭.湯汲祭・献湯祭 |
10月9日 | 例大祭,献幣祭・神幸祭 |
11月8日 | 閉山祭 |
12月31日 | 除夜祭 |