出雲国風土記も認める神々のおわす湯「玉造温泉(たまつくりおんせん)。
玉造温泉(たまつくりおんせん)は、出雲大社がある島根県松江市玉湯町玉造(旧出雲国)にあって、弥生時代から平安時代にかけて千年近くにわたって、玉が作られていた温泉地。
玉の原石がある産地が玉造温泉の近くの花仙山でした。
玉をこすり、艶出しをする。玉造は根気の要る仕事です。出雲の神はそうした工人たちの生活にパワーと潤いを与えようと、玉湯川の河畔に温泉を湧出させたのでしょうね。
玉造温泉街の一角に「出雲風土記」にも出てくる玉作湯神社が鎮座しています。
江戸後期の再建と伝えられている本殿は、出雲に多い大社つくりで、その変形様式になっており、彫刻が多く、装飾性に富んでおり、見物客の感嘆を呼ぶ。
境内は玉作跡として、国指定史跡でもあり、触れれば願いが叶うといわれている「願い石」があって、若い女性にたいへんな人気です。(写真下)
なにせ、玉造りの神「櫛明玉命(くしあかのたまのみこと)」、国造りの神「大名持命(おおなもちのみこと)、それに温泉の神「少彦名命(すくなひこのみこと)が祭神のパワースポットなんです。
玉造温泉は、三名泉(『枕草子』)とされ、規模、歴史ともに県下随一、城崎温泉や皆生温泉や三朝温泉らと共に山陰を代表する温泉地である。
神の湯と呼ばれる玉造の澄明な湯は、出雲国造りの潔斎の湯、つまり湯垢離の湯であったといわれています。神々の湯に浸かりながら古人(にしえびと)の湯浴みに思いを馳せるのもおしゃれです。
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玉造温泉へのアクセス
・住所:島根県松江市玉湯町玉造
・交通:JR山陰本線玉造温泉駅下車、JR松江駅から一畑バス玉造温泉行に乗車
・周辺お宿情報:
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