歌舞伎って敷居が高そうだから、お洋服、お化粧、食事、トイレはどうすればいいの?
歌舞伎を初めて鑑賞するなら知っておきたい歌舞伎鑑賞のマナーを紹介しています。
歌舞伎観劇の服装は普段着でもいいの?
歌舞伎を一度も見た経験のない人はよく勘違いされますが、和服やフォーマルドレスで着飾って出かける必要はありません。
普段お出かけになるカジュアルな服装で構いません。
かと言ってあまりにくだけて、サンダル履きとかは考え物です。
楽しく見物するためにも冬場は座席下から足冷えする劇場もありますので、ひざ掛けなどを持って行くのも重宝します。
逆に夏場は、ちょっと薄手のカーディガンなど持参しておくことをオススメします。
最近は着物姿で歌舞伎鑑賞されるご夫婦やカップルを見かけます。
着物を着ていくのもおすすめ
歌舞伎に行く日があれば、ぜひ着物で出かけて歌舞伎を満喫してほしいですね。
歌舞伎の楽しみは、芝居を見るだけではありません。
着物を着ていけば、より気分が盛り上がること間違いなしです。
でも、着物を持っていないし、着付けができない・・・、と言う方におススメなのがレンタル着物。
楽天市場にある「着物レンタル365」では、歌舞伎見物に行くのにちょうどいい着物のレンタルを行っています。
着物は持っていないけど着てみたい!という人にも歌舞伎鑑賞はいいきっかけに。
ぜひ、一度着物で歌舞伎見物してみてください。
上演前のマナー
- 自分の座席のチェックをする
- 上演時間のチェックをする
- トイレの場所をチェックをする
- 上演開始5分前に着席する
まず、「自分はどの席でみるのか」の気持ちを高めるのと、席を立ったりして後で迷わないために.。
演目がそれぞれ何分の芝居なのか、その間の休憩(幕間)は、何分あるのか、メモをするなりして頭に入れておく。演目により短い時間もあれば長時間のものもあるので、時間を知っておくと見る心構えに余裕もでて楽しく見物できます。
トイレは各階に設置してありますが、特に女性のトイレは混雑します。休憩時間をよく把握しておくと余裕を持って芝居を見物できますからね。
上演5分前のアナウンスがあったら、必ず座席に向いましょう
歌舞伎観劇中の食事について
歌舞伎の作品により、長ければ休みなしで2時間休みなしというものもあります。
歌舞伎は1日に昼と夜に公演され、昼の部と夜の部とでは演劇内容が違います。
それぞれの部には必ず、30分の休憩があります。
この休憩中に次の演目に備えて、舞台の飾り付けなどの変更が行われるわけですが、お客さんはこの時間を利用して食事をとります。
予め手弁当を持参している人や近くのデパ地下で弁当を買ってくる人もいます。
劇場内にはレストラン(予約制)もあればお弁当も販売(写真下は博多座内)しています。
座席で弁当を食べながら次の開演を待つのもよいし、予約したレストランで食事をします
歌舞伎座では、季節替わりの各種のお弁当をそろえております。
歌舞伎鑑賞のおともに欠かせないお弁当といえば、誰もが知っている定番の幕の内と助六。
どちらもルーツは、歌舞伎にあるようです。
幕の内弁当の名前の由来は諸説あります。
歌舞伎の幕間に観客が食べたためという説や、幕の内側で役者が食べたためという説が知られています。
また、起源を歌舞伎ではなく、相撲とする説もありますね。
助六寿司は歌舞伎の演目「助六」がルーツです。
助六の愛人である揚巻の名が、稲荷の油揚と巻寿司に通じることから助六の名があります。
身近な存在であるお弁当に名称が残ることからも、人々がいかに歌舞伎に親しんでいたかが伺えます。
写真はJR東海パッセンジャーズが販売している歌舞伎弁当です。
東京名物と幕之内弁当の三種の神器を詰め合わせた、ボリューム満点の幕之内弁当です。
ご飯とおかずには、東京名物の“深川めし”と“あなご天ぷら”を取り入れた、地域限定幕之内弁当です。
弁当の予約はこちら
歌舞伎座では、正面玄関横の「歌舞伎茶屋」、場内では「食事予約所」「2階芝居茶屋」で販売しています。
新作和菓子、伝統に培われた佃煮等々・・・ひとつひとつに心をこめ、こだわりをもってできた逸品は、数に限りがあり、歌舞伎座でしか手に入らないものも多くなっております。
観劇の際にはぜひ足を運んでいただきたいお店ばかりです。
歌舞伎観劇中のオトイレはどうする
おトイレは開幕前に行っておくのが基本ですが、上演中に我慢できないなら静かに退席しましょう。
歌舞伎は演目ごとに書く5分間の休憩があります。
その休憩時間を利用してオトイレに行きましょう。
開演中、気分が悪くなったり、オトイレが我慢できなくなったら、静かに退席しましょう。
各劇場ともおトイレは各階に設置してありますが、事前に確認しておきましょう。