神社は宮司や巫女さんの姿がよく目に付きますが、宮司や巫女になる方法などを簡単に紹介します。
この記事の目次
神社に奉仕する人々
神社の中での役職として宮司とその下の禰宜という位があります。
多くな神社では、それぞれ権という字がつく権宮司、権禰宜という役職もあります。
小規模な神社だと、宮司のみの場合もあります。これらを総称して神職といいます。
また伊勢神宮には、特別に大宮司、少宮司という区別があります。
巫女
神社で働く女性には巫女さんが多いが、それと女性神職はまた別のものです。
神職全体の1~2割程度を占め、女性の宮司もいます。
巫女さんは、女子高生のアルバイトもいるように、神職の資格を必要としませんが、神社の正規の職員としての巫女さんも存在します。
巫女さんは、古代はシャーマンとして神の御託宣を伝える役割を持っていましたが、現在では、神職の補佐や神楽・舞などが仕事の中心となります。
それとは、別に階位というものがあります。
国学院大学、皇学館大学、その他の神職養成機関で所定の課程を修了すると、正階または明階の階位が授与されます。
宮司になるには
明階の位がないと、特別な神社の宮司にはなれません。地方の小さな神社であれば、正階以下でも宮司になれます。
浄階は、70歳ぐらいになって立派な方と認められた際に授与されるいわば名誉職です。
階位とは別に身分というものもあります。
特級、一級、二級、三級、四級の六段階があり、実はこちらが重要視されます。
身分は装束でも見分けられます。特級は白、一・二級は紫、三級以下は浅黄色(水色)です。
儀式の時はまた違った装束もありますが、普段は袴の色でわかります。
大半の神職は二級より下で、一級、特級の方は少ないようです。