和菓子は、日本の伝統的製造法で作られた菓子のこと。
明治時代以降にヨーロッパなどから新しく日本に入ってきた洋菓子に対して使われる言葉。
遣唐使によって伝来した唐菓子や、宣教師によってもたらされた南蛮菓子も和菓子に含まれるようです。
和菓子は古くから茶席でお茶請けとして出されるため、甘いものが多かったのです。甘みは砂糖だけでなく、その菓子によって、水あめだったり、小豆だったり様々。
主に、水分量の割合によって3種類に分けられます。
■生菓子(餅、きんつば、練りきり、カステラ等)
■半生菓子(もなか、羊羹など)
■干菓子(煎餅、おこし、金平糖など)
また、和菓子には芸術作品としての側面も要求されます。
職人さんが創る和菓子には、季節感、繊細さ、芸術的な美しさがありますね。
夏の和菓子であれば、涼を感じさせるために葛などを用いて透明感ある作品に仕上げるといった具合に、季節感の表現一つにも材料を吟味されています。
おいしくて、美しい和菓子をお中元、お歳暮,お礼、お祝いなどに贈るときっと喜ばれますよ。
この記事の目次
法人用のギフトでも人気のおかきとは
甘い和菓子や洋菓子もいいですが、たまにたべたくなるのが、「おかき」でしょう。
日本茶にもよく合うので、おいしいですよね。
子供からお年寄りまでみんな大好きな和菓子です。
だから、父の日やお中元お歳暮、敬老の日の贈り物ギフトとしても喜ばれます。
おかきは、餅を小さく切って乾燥させて、煎ってふくらませ味付けしたもの。
せんべいは、ごはんと塩を混ぜて炭火で焼いたものが始まりです。
草加せんべいなどが有名ですね。
では、おかき、せんべい、あられの違いってなんでしょうか?
小粒なものをあられと呼ぶようですが、本来はもち米をそのまま炒ったものをあられ、なまこ餅(ナマコに似た形状に成形された餅)を切って干し、焼いたもの(かき餅)をおかきと呼んでいたようです。
違いといえば、おかきとあられはもち米からできていて、せんべいはうるち米からできている点でしょうか。
おかきとあられはどちらも原料はもち米で明確な区別はありません。
あられはもちを砕いて大鍋で炒る音が「霰」(天候のあられ)に似ている事から、あられと呼ばれるようになり、若干大きめのサイズがおかきだと言えます。
おおよその大きさで呼び方を変えているだけで明確な基準は無いようです。
スイーツとは
和菓子、洋菓子、果物などの甘いものをスイ―ツというようです。
女性雑誌などのグルメ特集で、お菓子や甘味をやたら「スイ―ツ」と言い換えることが流行しました。
和菓子を「和スイーツ」と言い換える造語なども登場。
雑誌やテレビ番組によって仕掛けられた言葉に踊らされ、そのような流行を追うことをお洒落なものとして享受しているような日本人女性たちが、決まって「デザート」を「スイーツ」と言い換えて呼んでいるような現象を男性がからかい、皮肉の意味で呼んだことがこのスラングの由来であると言われています。
スイ―ツは、和菓子、洋菓子、果物、アイスクリーム、プリン、ゼリー、チョコレートなどがありますね。
スイ―ツを贈るときは、あまりこだわる必要はありませんね。
相手の方が喜んで食べてくれるものを贈ればいいのです。
お中元ギフトなら、ゼリーやアイスクリーム、水ようかんなど清涼感があるものが喜ばれるはず。
その他、フル―ツでもいいでしょうね。